阪神島田キラリ! 2安打1盗塁で躍動

雑談

3月5日、甲子園で行われたオープン戦は、【阪神2―8楽天】で楽天が勝利しました。オープン戦とはいえ、同じチームを相手に連敗。少し寂しい結果ですが、キラリと光るところもあったと思います。それでは、この試合を振り返っていきたいと思います。

藤浪投手は次回登板に注目

阪神は、藤浪晋太郎投手が先発。4回を投げ、打者23人に対して被安打7、四球2、奪三振5、失点5(自責点は4)というピッチングでした。初回と3回は先頭バッターにヒットを打たれての失点。今日の試合だけを見ると、先頭打者への投球に不安が残りました。ただ、今年はキャンプからずっと復活の兆しを見せてくれているので、このままでは終わらないでしょう。というか、藤浪投手に対しては、ファンとして毎年そうであってほしいと願っています。ぜひとも開幕ローテに入ってほしいですね。これも毎年言われていますが、藤浪投手が1年間ローテを守るような活躍ができれば……もう間違いなしですね!

小野投手と及川投手が猛アピール

さて、藤浪投手の後に登板したのは3投手。5回に登板した小野泰己投手は1イニングを投げ、3者連続で三振を奪う完璧投球でした。投げ終わったあとの表情を見る限り、納得の投球ができた感じではないですが、今はとにかく結果でアピールして1軍に残ることが重要な時期。そう考えると、小野投手は一歩前進と言えるのではないでしょうか。8回から登板したのは及川雅貴投手。2イニングを投げ、打者7人に対して被安打1、無四球、奪三振1、無失点でした。今年も中継ぎというニュースが出てから初登板でしたが、さすがの安定感。ロングリリーフもできる及川投手の好投はファンにとっては嬉しいニュースですね。一方、期待ではなく計算できる中継ぎの1人だった馬場皐輔投手は、2イニングを投げて3失点と課題を残す結果に。実績ある投手なので、次の登板に期待したいところです。

この試合のMVPは島田選手

打線は2試合連続で5安打。2試合前のヤクルト戦は9点大勝でしたが、その試合で3失策。オープン戦では消化不良な試合が続きますね。ただ、その中でもしっかり結果を残す選手もいます。この日3番に入った近本光司選手は1安打1打点と好調をキープ。佐藤輝明選手も無安打ながらライトへあわやホームランかという大飛球を見せてくれました。一方でマルテ、大山悠輔、ロハス・ジュニアの3選手は少し心配な状態が続いています。もちろん開幕までまだまだ打席に立つ機会はあると思うので、ファンが安心できる結果を見せてほしいところです。そして、この試合一番の活躍といってもいいのは1番ライトで出場した島田海吏選手でしょう! 楽天・岸孝之投手には合わない感じでしたが、3打席目は外角高めの球を、逆らわず上手くバットに乗せる形でレフト線へのツーベース。4打席目もライト前へクリーンヒット、さらに一、三塁の状況で盗塁も成功しました。盗塁は島田選手クラスだと当然求められる結果でしたが、しっかり決めて2安打1盗塁の活躍。外野手は近本選手、佐藤輝選手がほぼ当確と見られていますが、あと1枠の争いにしっかり食い込んできましたね。何より印象的だったのは、3打席目は9球、4打席目は8球と粘った上でのヒットだったこと。捉えきれなかったと見る方もいるかもしれませんが、個人的にはプラス要素だと感じています。現状は長打のロハス・ジュニア、守備&走力の島田、好調&実績ある糸井、この3選手でポジションを争う様相。個人的には江越大賀選手にも期待したいところですが、果たして開幕オーダーが誰になるのか。楽しみながら見届けましょう。

他球団のエース級は順調

この日開催された他のゲームを見ると、巨人・菅野智之投手、広島・大瀬良大地投手、中日・大野雄大投手、ヤクルト・高橋奎二投手が登板。同一リーグのエース級ピッチャーが順調な仕上がりを見せています。阪神にとってはどの投手も強敵ですよね。阪神にも素晴らしい先発投手がたくさんいるので、エース級との試合では野手の活躍が勝敗の鍵を握っているような気がします。打線はある程度やってくれると勝手に期待していますが、心配なのはやっぱり守備。接戦を1つでも多く勝ち取るための準備をしっかり進めてもらいたいですね。あと、ロッテ・佐々木朗希投手は凄まじいですね(この日5イニングを投げて被安打2、奪三振9、無失点)。リーグは違いますが、彼が登板する試合は今後も追いかけたいと思います。

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