２カード連続で１勝２敗と負け越し、まだエンジンがかかりきらない2024年の阪神タイガース。
３カード目は神宮でヤクルトとの３連戦。
先発ローテーションはふた周り目に入り、このあたりで先発投手にも勝ち星がほしいところですね。
目覚めが待たれる選手がたくさんいる中で、果たして何人の選手が神宮できっかけを掴めるのかという点にも注目しました。
安定感抜群だったノイジーと２本塁打の佐藤輝
まず、打率トップだった木浪。
ヤクルト３連戦が終わった時点で打率は.200と、数字はまだ物足りないですが、この３試合だけで見ると十分にどん底からは脱したと言えるのではないでしょうか。
続いて目を引くのが、主要３部門全てに名前があるノイジー。
実はちょっとだけびっくりでした。
こんなに良かったっけ……😅
実はノイジー、出塁率.400（２位）、長打率.714（１位）、OPS1.114（１位）と、とんでもない数字を残していました。
おまけに３戦目では来日初の盗塁まで記録しています。
２戦目は代打出場で１打席のみ、四球。
つまり実質は２試合みたいなもんですが、スタメンで出場した試合ではしっかり存在感を残しています。なぜそんなに覚えてないのか……。
その答えは、佐藤輝のインパクトがでかすぎたからですね。
延長までもつれた初戦、今シーズン初本塁打で貴重な勝ち越し点。
２戦目は終盤に勝ち越しとなるツーランホームラン。
どちらも決勝点となり、２連勝の立役者と言っても過言ではないでしょう。
３戦目でケチがついちゃったのがもったいないところですが。
ちなみに前川はまた規定打席に１足りず、ノミネートならずでした。
データ算出は自分で考えたルールですが、１カード規模を振り返るときに、ここまで厳密にする必要もない気がしてきてる😓
このへんは検討して、必要なら変えていきたいと思っています。
青柳、大竹、才木の先発全員が６回を投げ切る
先発投手のほうは少し珍しい記録に。
初戦の青柳、２戦目の大竹、３戦目の才木、３人とも投球回数６回、自責点２とおそろいでした。
その中で、唯一白星を掴んだのは大竹。
１イニングの平均球数16.3（１位）と、持ち味のテンポ良い投球で味方の援護が間に合ったという印象です。
才木も７奪三振と持ち味を発揮しましたが、初回のツーランが最後まで響いて今シーズン初黒星。
こちらは援護点がなくてアンラッキーでしたね。
三振が取れる投手は、打たせて取る投手と比較してイニングの守りが長くなりやすいので、援護点の少なさはある程度仕方ないかもしれません。
でもさすがにこのままだと可哀想すぎる。
打線はどうにか頑張って先制点を取ってあげてほしいですね。
ゲラと岩崎の安心感はチームの希望
リリーフでも目立った活躍をしてくれた選手がふたり。
ゲラと岩崎です。
ゲラはこのカードで来日初セーブを記録。
２試合を投げて被安打１、四死球０とほぼ完璧な投球でした。
投げる順番がどうなるかは展開次第ですが、今シーズンの岡田監督はダブルストッパーを公言しているので、ゲラの結果にはファンもチームもひと安心ですね。
負けじと岩崎も今季初白星を記録。
被安打１、四死球１、奪三振２とこちらも危なげなく終盤のイニングを守ってくれました。
長年タイガースはリリーフを強みとして優勝争いをしているチームなので、このふたりの活躍には今後も期待しています。
ヤクルト３連戦 投打のMVPはこのふたり
野手MVP 佐藤 輝明
投手MVP ゲラ
このふたりをヤクルト３連戦の「勝手にMVP」に認定させていただきます！！！
野手はノイジーとだいぶ悩みましたが、２本のホームランがどちらも決勝点だったこと、３試合ともスタメンでフルイニング出場していたことを重視しました。
投手は、先発３人がほぼ似たような成績で、かつ全員が序盤３イニングで複数失点をしている甲乙つけがたい内容でした。
なので今回は、リリーフで２登板して危なげなく抑え切ったゲラを選出。
岩崎も素晴らしい成績ですが、四死球１個の差と、平均球数がわずかにゲラのほうが良く、かつ来日初セーブを記録した部分を評価した結果です。
冒頭で書いた、「何人が神宮で浮上のきっかけを掴めるか」という点に関しても、本記事内で名前が挙がった選手を含めて複数いたように思います。
まとめると、収穫は多かった３連戦でしたね。
次戦はカープと甲子園で対戦。
応援にも自然と熱が入りそうです。楽しみ！
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